アブストラクト(13巻1号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 大動脈肺動脈中隔欠損症の臨床
Subtitle : 症例報告
Authors : 榊原仟*, 石原昭*, 大沢幹夫*, 勝原幾視子*, 五味春人*, 平塚博男*, 横山正義*, 高尾篤良**, 村崎芙蓉子***
Authors(kana) :
Organization : *東京女子医科大学心研外科, **東京女子医科大学心研小児科, ***東京女子医科大学心研内科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 13
Number : 1
Page : 75-84
Year/Month : 1965 / 1
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I. はじめに」大動脈肺動脈中隔欠損症はかなり稀な先天性心疾患である. Abott1)の先天性心疾患1000剖検例中に10例, Wood58)の748例中には2例みられるが, Keith29)の380臨床症例中及びMayo21)の358剖検中には1例も見出されない. われわれの先天性心疾患手術例約200例中にも4例をみるのみである. 本症が最初に報告されたのは1830年Elliotsonの臨床講義であることを云う37). その後剖検例が散見され, 1949年Perelman及びPustsher48)によつて14剖検例の集約が行われたが, 更にその後は多数の報告が行われ, 1958年にはSkall-Jensen53)によつて1956年までに発表された62例について報告が行われている. それ以後は術前診断, 外科的根治の報告が続き, 1962年には数例の経験をもとにした3つの報告が7)37)43)出るようになり, これ等を総計すると本症として報告された症例は100例を越えている.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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