アブストラクト(13巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 急性肺動脈栓塞症の外科的治療(1手術症例を中心として)
Subtitle : 症例報告
Authors : 高橋雅俊, 古川欽一, 橋本晴雄, 山内正義, 真木俊次, 中村政弘
Authors(kana) :
Organization : 東京医科大学外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 13
Number : 2
Page : 134-144
Year/Month : 1965 / 2
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「はじめに」急性肺動脈栓塞症に対する緊急治療法としてのembolectomyは1908年Trendelenburg1)によつて初めて行われた. その後1924年Kirschner2)が最初の手術成功例を報告した. 肺動脈栓塞症は剖検では比較的高頻度にみられ, De Bakey3)は375000例の一般剖検例中10497例(2.8%)の肺動脈栓塞による死亡例を, さらに3077495例の手術で4567例(0.15%)の術後肺動脈栓塞症を蒐集している. またPeter Bent Brigham Hospitalで最近1年間に行つた2500例の中5例(0.2%)の急性肺栓塞症の手術を行つている18). このような肺動脈栓塞症は下肢静脈血栓症に由来するものが多く, Neumannらによれば本症の52.8%に肺栓塞症の何らかの症状がみられ, 重篤な状態に至らないものもあるが11.8%の死亡率を報告している.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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