アブストラクト(13巻8号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 外科的心疾患における肺高血圧症の臨床的研究-純酸素吸入試験(100%Oxygen Inhalation Test)を中心として- |
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Subtitle : | 特別掲載 |
Authors : | 岡本晃榿, 橋本義雄 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 名古屋大学医学部第1外科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 13 |
Number : | 8 |
Page : | 794-839 |
Year/Month : | 1965 / 8 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章 緒言および文献的考察」外科的心疾患に対する手術成績は近来著しい向上を示している. このことは, 診断技術の進歩, 手術適応選択の確実性の向上とともに, 人工心肺の装置および操作の改善, さらには手術手技の向上などが綜合されたことによるものである. このような進歩の結果, 現在の心臓外科はより難治な心疾患に対する外科的治療を企てつづけているが, このような適応拡大のための重要な課題の1つとして, 各種心疾患にときに合併し, しかもそれが手術予後に大きな影響をあたえる合併症を解決しなければならない. 肺高血圧症は, その発生頻度が高く, 日常広く手術される僧帽弁狹窄症・心臓中隔欠損症・動脈管開存症に合併することが多いために, 幾多の基礎的・臨床的研究が行われてきた心疾患における最も重要な合併症の1つである. このような重要性のため, 肺高血圧症に対する研究の歴史はすでに20余年に達し, その間, 心臓カテーテル法, 血管心臓造影法, 肺機能検査法などの進歩によつて, 手術予後改善に資する幾多の知見が得られてきた. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |