アブストラクト(14巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 心臓血管手術の血清酵素活性値に及ぼす影響に関する臨床的並びに実験的研究
Subtitle : 特別掲載
Authors : 大畠元宏, 宮本忍
Authors(kana) :
Organization : 日本大学医学部第2外科教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 14
Number : 2
Page : 160-178
Year/Month : 1966 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I 緒言」心疾患における臨床酵素学的診断法は, 1954年LaDue, Wroblewski, Karmen1)2)らが心筋梗塞の診断に血清中のGlutamic Oxaloacetic Transaminase(GOT)活性値の意義を認めて以来, 脚光をあびるにいたつた. その後GOTのみならず, Lactic Dehydrogenase(LDH), Malic Dehydrogenase(MDH), Aldorase(ALD), Hydroxybutyric Dehydrogenase(HBD)等の多くの酵素についても同様の測定價値が認められ3)~21), これらの酵素活性値の測定は疾病の診断, 予後判定の上にも重要な参考となることが明らかにされた. しかしながらこれらの酵素はその障害された臓器に特異的なものではなく, いかなる臓器の障害により活性値がたかまるかは他の臨床的所見や諸検査を併用して推測するにとどまつていた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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