アブストラクト(14巻4号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 各種体外循環冷却法における酸塩基平衡の変動に関する実験的研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 船山稔, 光野孝雄 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 岩手医科大学第2外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 14 |
Number : | 4 |
Page : | 329-345 |
Year/Month : | 1966 / 4 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章 緒言」近年心臓外科の発達は著しいものがあり, open heartの手段としての低体温法や, 人工心肺装置による体外循環が実用段階に達し, 長時間の直視下心臓内手術も安全に行なわれるようになつた. 浸漬法による低体温法は, Bigelowら1)以来その簡便さの故に短時間の血流遮断の場合には広く使用され, Swan2), Baileyら3)により実験的研究, 更に臨床応用についての報告もあるが, 最近では特にわが国においても研究せられ, 岡村ら4), 福慶ら5)によれば20-25℃以上で40分以上血流遮断が得られるようになつたという. しかし遮断時間に限界の存在することは否定できず, 次第に複雑な心内操作の要求される今日, その適応は自ら限定されるものとなつた. 一方人工心肺は次第にその性能が向上し, 潅流時間は次第に長時間にわたるようになつたが, 常温潅流で数時間におよぶ長時間の使用では一抹の不安が存することも否定できない. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |