アブストラクト(14巻4号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺癌における乳酸脱水素酵素アイソザイムの研究 特にカラムクロマトグラフイーによるアイソザイムの診断的価値について |
---|---|
Subtitle : | |
Authors : | 千葉彰彦, 篠井金吾 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京医科大学外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 14 |
Number : | 4 |
Page : | 388-403 |
Year/Month : | 1966 / 4 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章 肺癌における血清乳酸脱水素酵素の変動について」「I. 緒言ならびに文献的考察」担癌生体を生化学の面から解明しようとする試みは1943年Warburg, Christian1)によつてAldolase1), Lactic dehydrogenase1)~3)およびtriose phosphate isomerase5)などの酵素活性が癌患者において極めて高いことを報告したのが最初であり, 以来多くの研究者2)3)5)~13)により癌の酵素化学的診断法として諸酵素の活性値の上昇が注目された. 次いでこれらの酵素活性値の変動と腫瘍発育との相関関係が追求され, 癌の補助診断および治療効果判定にも応用されつゝある. 然しながら酵素化学診断法には, 生体条件や癌の酵素化学的特性に乏しいこと, 又, 冠, 肝疾患でも増加する(表1)などの問題を含み, 未だに癌の酵素化学的診断法は確立されていない. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |