アブストラクト(14巻5号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 胎児胸腺のPeroxidase反応に就いて |
---|---|
Subtitle : | |
Authors : | 毛利裕一郎, 本多憲児 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 福島県立医科大学本多外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 14 |
Number : | 5 |
Page : | 427-434 |
Year/Month : | 1966 / 5 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」教室の本多ら1)2)は胸腺のPeroxidase反応を行ない, Hassall小体内にPeroxidase反応陽性細胞が存在, 而もこれらPeroxidase陽性細胞は細胞の形態を示すものより顆粒状のもの, 無構造のものなど, 細胞の崩壊過程を示す所見がみられ, 胸腺Hassall小体は顆粒白血球の代謝と密接な関係があると報告した. 本多らの研究は主として小児, 成人の胸腺に就ての成績であり, 胎児例は数歯にすぎなかつた. したがって多数の胎児胸腺に就てHassall小体の態度を究明することは極めて重要研究となつた. よつて著者は胎児胸腺に就てPeroxidase反応の態度を究明すべく本研究を行なつた. 「検査材料」検査材料として, 本学法医学教室において剖検に附された早産児新生児178体を用いた. これらについて現在種々検討を行なつているが, 本論文では178体のうち死後変化が少なく, かつ, 最終月経, 分娩時所見, 生死産別, 出産より死亡までの時間などの記載の明らかなもの31例を選び研究の対象とした. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |