アブストラクト(14巻5号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 血液急速冷却による超低体温下の心筋代謝について
Subtitle :
Authors : 浜松宏, 砂田輝武
Authors(kana) :
Organization : 岡山大学医学部砂田外科教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 14
Number : 5
Page : 435-461
Year/Month : 1966 / 5
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第I章 緒言」心臓外科において, 複雑な病変を有する先天性ならびに後天性大血管疾患を直視下で安全に根治するためには, 完全な無血視野と, 可及的長い血流遮断時間を得ることが最大の条件であり, この目的のために, 永年多数の人々により種々の方法が考按研究されて来た. 人工心肺装置による体外循環の研究は, 1937年Gibbon1)によつて始めて酸素附加装置による潅流実験が行なわれて以来, Bjork2), Crafoord3), Dennis4), Dodrill5)6), Mustard7)8), Clowes9), らにより人工心臓, あるいは人工心肺の研究が行なわれ, 動物実験に成功した. 臨床面では1951年Dennis10)が始めて心房中隔欠損症に応用したが失敗し, 続いて1953年Gibbon11)が心房中隔欠損症の手術に成功して以来, 多数の臨床成功例が報告された12)13). わが国においても曲直部14), 木本15), 榊原16)らの臨床成功例が報告されてから, 多数の人々により種々研究応用され, 現在では人工心肺による開心術の普及はめざましいものがあり, 厳重な適応選定のもとにおいてはきわめて安全な治療手段の1つとなつた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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