アブストラクト(14巻8号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺機能低下症例に対する外科治療の限界について 特に運動負荷による動脈血組成の変動を中心として
Subtitle :
Authors : 竹田衆一, 赤倉一郎
Authors(kana) :
Organization : 慶応義塾大学医学部外科学教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 14
Number : 8
Page : 900-920
Year/Month : 1966 / 8
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「緒言」近年肺疾患に対する外科治療の要求が高まつてきたが, これらの症例において手術の安全と社会復帰を保障するために必要とする肺機能上の限界の索定は外科療法における問題点の1である. これらの関係資料を得ることは, はなはだ重要であり従来多くの業績が見られるが, 換気機能面のみならず肺循環面における機能検査の重要性が認識されるに到り, 近来この方面からも外科治療の限界を知ろうとする試みがなされている. これらの観点から著者は運動負荷時の換気・血液相の変動と, 術後社会復帰の状況を併せて検討し, 外科治療完了後に保持さるべき機能の最低限界に関して考察するとともに術前の換気機能, 運動負荷試験と手術成績により外科治療適応決定の資料をもえようと試みた. 「研究方法」 1)研究対象 研究対象ば昭和35年より昭和39年の4年間に慶大外科および関連病院において外科治療を受けた86例とその対照として健康者群5例, 計91例であり, そのうち59例は手術前に諸検査を施行し27例はすでに何らかの外科的治療が行なわれていたものである.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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