アブストラクト(14巻9号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 超低体温法による心臓同種移植の実験的研究
Subtitle :
Authors : 横山太郎, 砂田輝武
Authors(kana) :
Organization : 岡山大学医学部第2外科教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 14
Number : 9
Page : 986-1003
Year/Month : 1966 / 9
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第I章 緒言」機能の荒廃した臓器を切除し, かわりに同種ないしは異種の同一臓器を移植してその機能を代行せしめ生命の延長をはかることは, 医学の究極の目的ともいえるが, 外科の領域においてすでに現実の問題として取上げられつつある. 一般に臓器移植を行うための必要条件として 1)臓器の機能が障害されないようにDonorより臓器を切除し保存すること. 2)移植操作に関する外科的技術が確立されていること. 3)移植された臓器とRecipientの間の抗原, 抗体反応を抑制し, 出来うればこれを皆無とすること. の3点があげられるが, このうち3)は核酸およびそれに関連した極めて複雑な問題であり, 根本的解決にはなお年月を要するであろう. しかし最近の血管外科の飛躍的な進歩により, 手技的に比較的容易に行える腎臓移植は, イムラン, アクチノマイシンC, 副腎皮質ホルモン等の薬剤の効果的な使用によりすでに多数の臨床例が報告されており, また他の諸臓器についても多数の実験的研究がつみ重ねられつつある.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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