アブストラクト(14巻10号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | Hi-Zex網による代用食道の実験的研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 西野樹, 林田健男 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京大学医学部附属病院分院外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 14 |
Number : | 10 |
Page : | 1082-1096 |
Year/Month : | 1966 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章 緒言」近年食道外科の発達と共に食道切除の症例は年と共に著しく増加しつつある. 食道再建には胃または, 腸を胸壁前, 胸骨後または胸腔内に挙上することで, 一応目的は達せられているが, なお幾つかの問題が残されている. 消化管の移動は手術侵襲を増し, 合併症の発生の機会を増加することになり, 特に衰弱した患者では手術を分割せざるを得なくなることが多い, もし食道切除後の欠損部を消化管の移動を行なわずに補填することができれば, 理想的であることは論をまたない. このような代用食道の考えはかなり古くよりあり, 現在まで多くの異なつた方法が動物実験或いは臨床例で試みられたが, まだ広く臨床に応用するに至つていない. この研究はかかる試みがHi-Zex網を用いて, どの程度の代用食道を作り得るかを検討する為に行なわれたものである. 「第2章 文献的考察」1922年Allenが臨床例で筋膜を用いて行なつたものが代用食道の始めと云われている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |