アブストラクト（14巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 修正大血管転位症 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 中島一己*, 新井達太*, 飯田良直*, 冨永誠一*, 高尾篤良**, 宝田正志**, 榊原仟 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 東京女子医科大学心臓血圧研究所, *東京女子医科大学心臓血圧研究所外科, **東京女子医科大学心臓血圧研究所小児科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 14 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 1196-1214 |
| Year/Month ： | 1966 / 11 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 「緒言」1875年Rokitansky1)は, 剖検により両大血管は解剖学的に置換しているが, 生理的には正常の血行動態を保つている例をみ, Corrected Transposition(Cor. T.P.:修正大血管転位症と訳す)と呼んだ. 本症は. 先天性心疾患としては極めて稀なものとされ, そのわずか0.6％を占めているにすぎないと言われる2). 事実, 1956年までは文献上24例をみるにすぎなかつた3). しかし1960年には総計744)例, 現在では100例以上の報告がありそれ程稀な疾患ではないようである. 本邦では, 高尾ら5)の報告が最初で, 以後榊原・大沢ら6)7), 黒島ら8)の報告がある. 我々の教室では, 1958年以来1964年12月まで先に高尾ら5)が報告した3例を含め14例の本症を経験している(Fig.1)うち5例に対し外科手術を行なつた(症例1, 2, 5, 6, 9), 剖検例は3例ある. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
