アブストラクト(15巻1号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 体外循環における血液および淋巴液中の赤血球 特に血色素動態に関する研究(末梢循環において各種血色素の変動が示す病態生化学的意義について)
Subtitle :
Authors : 横山繁樹, 河村謙二
Authors(kana) :
Organization : 京都府立医科大学河村外科学教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 15
Number : 1
Page : 14-33
Year/Month : 1967 / 1
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第1章 緒言」人工心肺を使用する体外循環法が直視下開心術に応用されてからすでに十年余経過した. その間潅流操作, 生体に及ぼす影響, あるいは人工心肺回路充填血についてなど, 数多くの問題をかかえながら一応実用に広く供せられるようになつて来ている. しかし現在なお体外循環は決して完成されたものではなく, 特に長期体外循環が必要とされるようになつてからは, 末梢循環, 組織代謝, 溶血など解決しなければならない点が少なくない. 我々の教室でもこのような問題の解明のために, この数年間末梢循環の研究にとりくみ, 特に胸管内淋巴液の流量が比較的末梢循環動態を反映していることを報告して来たが1), 本論文では更に進んでヘモグロビン(以下Hbと略す)の変動を血液および淋巴液の両者で検索し, 特に淋巴液中のHbが中心静脈圧, 門脈圧と大きな関係をもつており, 末梢循環動態の良否を決定するに役立つ事を知つた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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