アブストラクト(15巻6号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺動静脈瘻の臨床 |
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Subtitle : | 綜説 |
Authors : | 吉村敬三, 師田昇, 秋山暢夫 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東大胸部外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 15 |
Number : | 6 |
Page : | 615-626 |
Year/Month : | 1967 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「はじめに」肺動静脈瘻という疾患については諸外国ことに米国では, 既に数百例の報告があり24)25), その成因, 病態生理, 臨床像等に関するかなり仔細な分析が数多く行われている. 然るに本邦では, 何故か心疾患の報告が少く, 著者らが文献上集録しえたものは現時点(昭和42年3月)において, わずか25例に過ぎない. この点血管の性状に関する民族的な相異か, 本邦における診断技術の問題か, 詳かにする事は不可能であるが, 未だ比較的稀な疾患に属することに異論はない. 教室では1955年和田1)の報告した第1例以来, 1966年末迄に本症が6例に達し23), しかも学問的に記載されている各種のCaseをふくんでいるので, これを機会に文献上の本邦例19例を加えた25例につつ臨床的検索を進めてみたいと思う. 本症報告に際して, 既に多くの織者が参照しているように, 1959年L.H.Bosherらの350例の症例分析は25), あまりにも有名で, 多くの統計的観察は本論文の引用が主体となつている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |