アブストラクト(15巻6号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 超低体温時における心停止とその蘇生 第II編 超低体温麻酔時における任意心停止とその蘇生法ならびに経過について
Subtitle :
Authors : 柴田茂治*,**, 猪狩忠*, 岡村宏**
Authors(kana) :
Organization : *岩手医科大学医学部整形外科学教室, **岩手医科大学医学部麻酔学教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 15
Number : 6
Page : 627-640
Year/Month : 1967 / 6
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I 臨床的研究」開心術にさいして心臓を停止状態において手術を行うとの試みは1955年頃より始められ, Melrose70)はそのさい2.5%拘縁酸カリウムを, Lam71)は5%塩化カリウムを, Moulder72)はアセチールコリンを, Young73), Sealy74), Merritt75)等は拘縁酸カリウム+硫酸マグネシウム+ネオスチグミン混合液を使用した成績をそれぞれ報告している. しかし近年ではMelrose等70)の2.5%拘縁酸カリウムの使用は心筋及び心室中隔部に壊死等の重大な変化がくるとして使用されなくなつた76~78). また他の心停止剤による心停止についても近年用いられない傾向にある. これに代つてむしろCold cardioplegiaが使用される場合が多く81)82), 人によつては電気シヨツクによる細動発生下に開心術を行つている報告83)~87)もある. 低体温時における心停止剤使用に関する報告は実験的にはLam71)及びMoulder72)等の報告もあるが, その成績は良好でない.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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