アブストラクト(15巻6号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 新作せる遠心型人工心肺装置 |
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Subtitle : | |
Authors : | 堺裕, 榊原仟 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京女子医科大学外科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 15 |
Number : | 6 |
Page : | 658-668 |
Year/Month : | 1967 / 6 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I 緒言」1937年Gibbonが人工心肺装置1)を用いて, 生体潅流に成功以来2), 体外循環に関する研究3)4)5)は, 心臓の血流を遮断し, 心内手術操作を容易ならしめるdry fieldを得る目的と, 循環器系の血行動態及び代謝面の研究とに利用されたが, その結果, 体外循環時の潅流量は, 生体の基礎代謝に相応する類似的血流量6)で潅流する事が, 最も生体への影響が少ないといわれた7). 従つてこの潅流量に耐え得るPump及びOxygenatorが考案され, 市販されるようになつた. しかしこれ等体外循環装置を充すに必要な新鮮ヘパリン血は, 1回量3l乃至5lにもおよび, 手術症例の増加, 適応の拡大に伴つて, 大量血液の需要は, 患者の経済的負担のみならず, 血液銀行の交叉試験を含めた諸検査の検討, 供血者の徴集などによる煩雑な事務的処理, さらには, 供血者不足による献血運動など, 社会的問題にまで発展して来た. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |