アブストラクト(15巻6号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 両側手術侵襲を加えた肺結核についての臨床的観察
Subtitle :
Authors : 陳世馨*,**, 槇哲夫*, 矢吹清一**
Authors(kana) :
Organization : *東北大学医学部槇外科教室, **国立宮城療養所外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 15
Number : 6
Page : 688-702
Year/Month : 1967 / 6
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I 緒言」肺結核に対する外科療法は普辺化し, その成績も化学療法の併用と相侯つてますます向上していて, 普通の肺切除術や胸成術に対してとくに検討する必要の少なくなつていることは否めない. しかしながら特殊な手術に関して解決すべき課題はまだ残つているのであつて, 当療養所ではさきに肺全剔術について猪狩1), 陳2)が検討したし, 池内3)は肋膜肺全切除術について検討した結果を発表する予定である. 著者はこれらに引きつづき, 両側手術ことに重症例に対する本手術の必要性は今後とも存在すると思われるので, 本手術を施行した症例を臨床的に観察した結果を中心として述べる. 肺結核に対する両側手術では術後の肺機能が重要な問題なので, とくにこの点にも注意して検討した. 「II. 研究の対象となつた症例」 調査の対象は国立宮城療養所において, 昭和17年8月より昭和40年3月までの間に肺結核に対し両側手術を施行した62例で, 当所における第1例よりの両側手術を含む.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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