アブストラクト(15巻7号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 小児の心臓外科術後輸液に関する研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 土田嘉昭, 羽田野茂 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京大学医学部第2外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 15 |
Number : | 7 |
Page : | 750-767 |
Year/Month : | 1967 / 7 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章 緒言」術後輸液療法に関して, 多くの研究が行なわれてきたが, 心機能・腎機能障害のない症例の一般外科術後に関するものが多く, 心臓外科術後輸液に関する研究は少ない. 多量の輸液を行なつた場合, 水中毒を来すほか, 心臓外科術後では循環系に負担を与え, 心不全や肺水腫の誘因となる. 一方, 輸液量を極度に制限した場合は脱水症をきたし, 特に小児においてはそれによる障害を生じやすい. したがつて, 心臓外科術後の適正輸液量を決定することは, 臨床上非常に重要な意義を有するものである. 心臓外科術後の水分電解質代謝を研究する方法として 1)循環血液量, 細胞外液量等の経時的変動を測定する. 2)抗利尿ホルモン, Aldosterone17-OHCS等を測定し, 内分泌学的な面より, 水分電解質代謝の傾向を知る. 3)Balance Studyを行ない, 維持輸液量と体液諸量の変動との関係を検討する. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |