アブストラクト(15巻8号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 心室中隔欠損症の外科的解剖の研究
Subtitle :
Authors : 正津晃, 滝沢秀浩, 井上正, 赤倉一郎
Authors(kana) :
Organization : 慶応義塾大学医学部外科教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 15
Number : 8
Page : 887-894
Year/Month : 1967 / 8
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 心室中隔欠損症根治手術の進歩とともに, 欠損孔の解剖学的分類について内1)2)外3)~7)の報告があるが, われわれが手術あるいは剖検に際し欠損孔をみた場合, いずれの分類にあてはめてよいか迷う例がしばしばある. われわれは慶大外科における心室中隔欠損症90例の手術に際し, 欠損孔の解剖学的位置を忠実に記載し, また本症剖検24例について, 右心, 左心両側から詳細な検討を加え, 新しい知見をえることが出来たので, これについて報告する. そして従来の分類方法に批判を加えると共に, 手術の際, 心室中隔欠損孔をみる場合には, 解剖学的にどの点に注意し, 手術記録は如何に記載すべきかについて述べたいと思う. なお心室中隔欠損症を理解するためには, 心臓の発生に関する知識が不可欠であるので, はじめに心室中隔の発生につき簡単に述べることにする. なお発生および解剖の用語は主としてVan Mierop8)~10)に従つた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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