アブストラクト(15巻10号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 直視下心内手術の研究(そのVI) 循環血液量の変動に関する研究
Subtitle :
Authors : 樫野隆二, 和田寿郎
Authors(kana) :
Organization : 札幌医科大学胸部外科学教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 15
Number : 10
Page : 1035-1054
Year/Month : 1967 / 10
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I. 緒言」近年の心臓外科の発達はいちじるしく, とくに人工心肺装置の安全性, 手術手技の向上などにより, 直視下心内手術の発展, 普及はめざましいものがある. したがつて体外循環法を用いた直視下心内手術は, 多数の施設で日常の一般的手術となつてきていると言つても過言ではない. われわれの教室においても, 一連の研究課題として, この直視下心内手術について種々の研究がおこなわれており, 現在までに, 右心バイパス法1), Thermo-Helix-Oxygenator, Thermo-Disc-Oxyganatorの試作2)3), 人工心肺装置における溶血の問題4), 血液ガス, 酸塩基平衡の問題5)6), 血液稀釈体外循環法7), ACD, CPD血使用あるいは同一血液連続使用による体外循環7)法などについて研究がおこなわれてきている. 体外循環による循環血液量の問題に関しては, 体外循環中の変動についての研究報告は比較的多数みられるが, 体外循環後の変動および体外循環条件による影響などについての研究報告は, 数少なく, ことに術後系統的な循環血液量の変動についての研究や人工ボール弁移植術後の循環血液量の変動についての報告はいまだみられていない.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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