アブストラクト(15巻11号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | Premedicationに関する実験的ならびに臨床的研究 第1編 実験的研究 |
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Authors : | 山下淳平*,**, 岡村宏*, 瀬田孝一** |
Authors(kana) : | |
Organization : | *岩手医科大学麻酔学教室, **岩手医科大学第1外科学教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 15 |
Number : | 11 |
Page : | 1103-1112 |
Year/Month : | 1967 / 11 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I. 緒言」近年, 外科手術の進歩は著しく, 以前は不可能と思われた肺, 心, 肝, 膵臓等重要臓器の複雑な手術, また生後まもない新生児や高令者の手術も比較的安全に成しとげられるに至つた. この進歩の根底には, 近代麻酔学の発展があり, ために一層その進歩発展が望まれている. 麻酔の進歩につれて, 麻酔管理法の改善や, その際使用される薬剤等についても新しいものが次々と開発されてきている. Premedicationについては, 多くの成書にあるごとく, 鎮静睡眠, 気道分泌抑制, 被刺激性および新陳代謝の低下, 麻酔剤および手術による副作用の防止, 痛覚閾値の上昇, 補助的麻酔作用等がその主たる目的とされている. すなわち, Premedicationは麻酔導入を円滑に容易にし, しかも麻酔剤による生体への障害を少なくし, 結果的には麻酔および手術による生体への侵襲を少なくして, 予後を良好にするために重要な役割を演ずるものである. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |