アブストラクト(15巻11号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 同種心移植の実験的研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 横田旻, 杉江三郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 北海道大学第2外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 15 |
Number : | 11 |
Page : | 1129-1144 |
Year/Month : | 1967 / 11 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I. 緒言」医学の究極の目標が生命の延長にある以上, 機能障害臓器が修複不能であれば, 臓器の置換によつて機能回復を計ろうとの考えは, 至極当然の事といえよう. 近年移植免疫学, 血管吻合術の進歩によつて外科領域での臓器移植の試みは非常に盛んになつているが, 同種腎移植を除いては, 心臓, 肺臓, 肝臓ともに主として実験的段階で, 移植手技, ドナーの入手および保存法, ドナーとレシピエント間の組織適合性, 移植免疫反応抑制法等今後解決されるべき多くの問題点を有している. 臓器移植は1905年Carrel8)の心臓を含めた各種臓器の移植報告に始まり, 現在同種腎移植31)では1年以上の生着の臨床報告がなされている. 同種心移植においては移植免疫反応の抑制は勿論, 再現性の高い移植手技の確立さえ未だしの感がある. 1933年Mann29)らは頚部へ異所性に心移植を行ないCarrelの実験より一歩進展し移植心の冠循環が保持されているいわゆるViviperfusionを行なつた. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |