アブストラクト(15巻12号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | ショック時における肺循環障害の発生機序に関する実験的研究 |
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Subtitle : | 特掲 |
Authors : | 根本久, 宮本忍 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 日本大学医学部宮本外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 15 |
Number : | 12 |
Page : | 1245-1259 |
Year/Month : | 1967 / 12 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I緒言」シヨツクが医学的に注目されてから200有余年を経過し1), この間シヨツクに関して多くの研究がなされた. シヨツクは単一なものではなく, 多くの要因から構成されるために, その定義に対して, Blalock2), Harkins3), Wiggers4), Davis5)等により多くの提案が出されているが, 渋沢1)は心送血量減少による全身組織の無酸素症と定義し, これが今日では一般化されている. シヨツクの成因に関しても, Crile6), Groningen7), O'shaughnessys8), Reilly9), Freeman10), 等により諸説が挙げられているが, 今日一般に認められてているのはPhemister11), が1928年に提唱した局所体液喪失説で, Blalock, Harkinsがこれを発展させ確立している. 近時心・大血管外科領域の進歩に伴い, 体外循環を使用し複雑な修復術を実施する機会が増加した結果, 術中術後に発生する出血性シヨツクの予防と治療が重要な問題となりつつある. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |