アブストラクト(15巻2号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺瘢痕癌の臨床ならびに病理学的研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 山口豊, 香月秀雄 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 千葉大学医学部肺癌研究施設臨床部門 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 15 |
Number : | 2 |
Page : | 102-125 |
Year/Month : | 1967 / 2 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」近年, 比較的早期の肺癌が手術の対象として切除されるようになつた結果, 肺の瘢痕が発癌母地として密接な関連をもつているのではないかと考えられる所謂肺瘢痕癌が, 臨床の面からも, また発生の面からも改めて注目されるようになつてきた. 肺における所謂瘢痕癌は, 1939年Friedlich1)によつて“肋膜下瘢痕を母地とする周辺癌”という題目で発表されてから, これが肺癌の発生機序を推定する1つの手掛りとして注目され, それ以来瘢痕と肺癌発生との関連を究明しようとする多くの試みが, 肺癌の症例の増加と共にみられるようになつてきた2)3)4)5)6)7)8)9)34)67)85). 近年, わが国でも第2回肺癌研究会シンポジウム「肺の瘢痕癌10)11)12)」, 文部省特定研究「肺癌の発生因子」研究班(班長:滝沢延次郎教授)の一主題13)として取り上げられ, 以来肺瘢痕と肺癌発生の関連に就ての研究が盛んに行われるようになつてきた14)15)16)17)18)19)20)35). しかるに, 肺瘢痕癌の定義についてはなお一定の基準がおかれているとは云えない. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |