アブストラクト(15巻5号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 外科的心疾患における心長軸方向レ線撮影の研究 第1報 正常心陰影の検討 |
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Subtitle : | |
Authors : | 遠藤邦夫, 槇哲夫 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東北大学医学部槇外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 15 |
Number : | 5 |
Page : | 537-544 |
Year/Month : | 1967 / 5 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I まえがき」標準胸部レ線撮影法は必須のレ線検査法の1つとして広く利用されてきた. しかしこれのみでは診断に限界のあることは当然であつて, そのため現在は各種の分析的レ線検査法や, 特殊検査法を応用し, より正確なレ線陰影の解析が行なわれている. この点は心陰影の解析についても同様で, 斜位撮影法や心血管造影法が併用されている. しかし斜位撮影法では, ある心腔の形態を一方向から判定し得たとしても, 他の心腔との相互関係を比較対照することは, これらが同一平面上にないことや, 同時性の点から極めて困難であるといえよう. また心血管造影法の日常臨床における応用には, まだ相当の制約がある. したがつて, 単純で秀れた心の新しい分析的レ線検査法の出現は誰もが望んで止まないところであろう. 最近, 三品ら1)2)は心の長軸に沿つてレ線撮影を行なう“心長軸方向レ線撮影法”を提唱し, この方法により得られた心陰影の輪廓には心の4腔がおのおの独立して投影されるとし, その部位をほぼ推定して報告した. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |