アブストラクト(15巻5号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 気管同種移植に関する実験的研究
Subtitle :
Authors : 田中淳, 麻田栄
Authors(kana) :
Organization : 神戸大学医学部外科学教室第2講座
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 15
Number : 5
Page : 574-589
Year/Month : 1967 / 5
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「緒言」気管・気管支に結核, 腫瘍, 外傷等の原因により狭窄が生じた場合, 狭窄部を切除したのちに, 気管・気管支成形術が試みられる. 気管・気管支成形術としては, 直接端々吻合法1)~9), および小欠損部を部分的にある種の物質で補填する方法10)はかなり良い成績を示している. しかし端々吻合が不可能な気管の全周欠損に対しては, 従来から自家移植, 異種移植および異物移植等が行なわれてきたが13)22)~43), 前2者では移植片が早期に軟化, 壊死, 溶解等に陥り易く, 後者では古くは, glass25)26)不銹鋼管25)~27), vitallium25)26). 管, Lucite28)60)管, vinyl管, polyethylene30)44)36)37)42)43)最近では, teflon35)43)管, ivalon49)管等が用いられる人工気管の報告がみられたが, 何れも一時的な気道の確保は可能であるが, 早晩脱落するか, あるいは狭窄をきたし, 永久気管としての真の意味の気管再形成とはいい得ない.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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