アブストラクト(15巻5号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 通電による心除細動の研究-特に直流除細動を中心として-
Subtitle :
Authors : 加賀谷闊, 和田寿郎
Authors(kana) :
Organization : 札幌医科大学胸部外科教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 15
Number : 5
Page : 590-613
Year/Month : 1967 / 5
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第1章 緒論」1899年, Prevost, Batteli1)2)らによつて電気刺激が心室細動に対して有効であることが指摘され, すでに交流通電および直流通電(蓄電器よりの放電による)の両者とも有効であることが報告されたが, その後Kouwenhoven3), Hooker4), Wigger5)6), Wegria7)8)等にて実際的な使用を目的とした研究が行なわれるまでの約30年間, 研究の発展はみられなかつた. 最初に実用化されたのは, このうちすなわちBeck9)10)1937年, 交流方式による除細動を臨床的に始めて応用して以来殊に胸部外科の領域で広く用いられるに至り, これなしには現在に至る心臓外科進歩はみられなかつたとさえいいえる. 勿論薬物による心細動除去の可能性もGarrey11), Halluin12)等により行なわれて来たが, Hooker13), Beck10). 等は併用が除細動を容易にすることを述べている, この目的にて使用された除細動器は交流130ボルトのものであつた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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