アブストラクト(16巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 気管支遮断術の気管支処理に関する実験的ならびに臨床的研究
Subtitle :
Authors : 紺野進, 川島健吉
Authors(kana) :
Organization : 東京医科歯科大学第1外科学教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 16
Number : 2
Page : 134-152
Year/Month : 1968 / 2
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I 緒言」重症肺結核症では低肺機能および耐性菌排菌のために外科的治療の選択が久しく問題になつている. わが国においては現在10万の難治肺結核症があるといわれ, 必ずしも減少の一途をたどつていない1)2), われわれはその打解策の手段として1961年以来気管支遮断術をとりあげてきた3)~8). 無気肺が肺結核の治癒に好影響を与えることはすでに考えられていた9)~11)が, Coryllos12)13)は, 誘導気管支の自然閉鎖あるいは胸廓成形による屈曲閉鎖で空洞が閉鎖治癒におもむくこと, また空洞内には結核菌以外の菌が認められず, 重篤な化膿が起こらないことをのべ, 気管支遮断術の合理性を示唆した. 空洞の誘導気管支を積極的に手術により遮断し, 空洞の治癒をもたらそうと試みたのはNissen und Lezius14)である. その後, Chamberlein15), Rink16)17), 峯・北川18)の, その他多くの報告19)~32)をみている.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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