アブストラクト(16巻5号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 人工心肺による体外循環の代謝性主要撹乱区域と時間的限界に関する実験的研究 |
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Subtitle : | 特掲 |
Authors : | 杉本直伸, 小平正 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東邦大学第1外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 16 |
Number : | 5 |
Page : | 585-602 |
Year/Month : | 1968 / 5 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第I章 序文」今日では, 人工心肺による体外循環は, 装置, 操作等の面では著しく改善され, 心内手術中の生体の管理という点では, 特種な症例をのぞいてはほぼ完成した観がある. しかし数時間におよぶ長時間体外循環の予後は依然として悪い. これは, 心手術の困難さに起因するところも大であるが, 体外循環の生体におよぼす悪い影響とその予防策が完全に検討されずに残されているためである. 著者はこの悪い影響が体内のどの区域で最も著しく生じやすいか, どの区域にその影響がおよぶか, その時期は何時か, といつた点を中心に, 雑犬を使用して検討した. 観察の主眼は, 主要区域(脳, 心, 肝, 腎, 他)の静脈血流量, O2消費量, 酸塩基平衡, 病理組織学的変化等においた. かくして生体内における代謝性主撹乱区域とその時間的限界に関する結論を導かんとしたものである. 潅流条件は, 全血常温潅流, 全血低温潅流および稀釈低温潅流の3つである. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |