アブストラクト(16巻6号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 頸静脈波の呼吸負荷時の変化について(特に健常例および心疾患例について)
Subtitle :
Authors : 嶋村皓臣, 吉永直胤
Authors(kana) :
Organization : 熊本大学医学部第2外科学教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 16
Number : 6
Page : 642-669
Year/Month : 1968 / 6
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I. はじめに」循環系の機能検査法は, 心臓外科の発展によつて, ますますその必要性を増大してきた. しかし, 現在なお循環動態を解明するに足る検査法は見当たらない. 頚静脈波は心臓収縮機能の変化, および, 静脈系におこる変化の初期像を示す1)2)といわれており, したがつて, 頚静脈波は, 心臓機能検査法としてきわめて適していると思われる. 頚静脈波の心機能検査法としての重要性は, ふるくからMackensie3)4)を始めとして, Wenckebach60), Arther Weber5)6)らによつて強調されてきた. それにもかかわらず普遍的な発展をみるに到らなかつたのは, 正確な頚静脈波を記録することが困難であつたこと, および脈波の分析と意味づけが, 不完全であつたためであつた. Collatz Weber7), K.Matthes8)らによつて, 記録装置が改良されて以来, 頚静脈波の研究は, 再び活発となつてきた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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