アブストラクト(16巻10号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 血液稀釈体外循環のガス動態に関する研究 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 山本善護, 曲直部寿夫 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 大阪大学医学部第1外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 16 |
Number : | 10 |
Page : | 1014-1027 |
Year/Month : | 1968 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I. 緒言」体外循環が開心術を行なうための補助手段として臨床に使用されるようになってから, すでに15年間を経験した. その間, 人工心肺装置の改良と, 体外循環の病態生理に関する研究が進むにつれて, 次第に生体に有利かつ適正な体外循環が行なわれるようになりつつある. そして, 開心術の普及, 適応の拡大, 症例の増加をみるに至って, 装置充填血液の需要が飛躍的に増大し, 深刻な血液不足の問題を惹起するとともに, 一方では, 大量輸血の副作用すなわち, 出血傾向1)2), 血清肝炎3)4), および同種血症候群5)~8)などが問題となってきた. かくして, すでに1959年ごろより始められていた人工心肺装置を血液以外の液体(稀釈液)で充填する血液稀釈体外循環法9)10)11)が注目されるようになり, 以来今日まで, 稀釈液としては, 5%ブドー糖溶液12)13)14), 低分子量デキストラン溶液15)16), 電解質溶液17)18)19)などを始めとして, 種々のものが用いられてきている20)~23). |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |