アブストラクト(16巻10号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 同種心臓弁移植の研究(1) (―支柱付補強同種大動脈弁による僧帽弁移植の研究―) |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 美阪啓次, 杉江三郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 北海道大学医学部第2外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 16 |
Number : | 10 |
Page : | 1028-1042 |
Year/Month : | 1968 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I. 緒言」心臓弁膜症に対する外科治療のうち, 狭窄または閉鎖不全の著しい例には, 直視下に代用弁を用いて弁の完全置換をはからねばならないことが知られてきた. かかる目的で開発されてきた代用弁としてball型, disc型およびleaflet型などの各種人工片, 自家組織片, 同種片または異種弁などがとりあげられ, 現在多くの実験的研究およびその臨床応用が行なわれている. たとえば, 人工弁では最も普及しているStarr-Fdwards弁の応用は, 約24000例90)に達するといわれ, また同種大動脈弁でも500例以上の臨床応用がされていると考えられている. 入手利用面において優れていると考えられる人工弁は, 臨床応用の可能なだけでも表190)のごとく多数にわたる考案がなされている. しかし, 種々な改良が加えられてきたにもかかわらず, 異物として心臓腔内占有度が大きいために低心拍出量症候群, 血栓, 栓塞, 不整脈, 心筋障害, 血球損傷, 耐久性, 非生理的血行動態などの種々な障害, 合併症がみられることが指摘されている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |