アブストラクト(16巻1号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 呼吸音による呼吸生理の研究
Subtitle : 原著
Authors : 河村一太, 篠井金吾
Authors(kana) :
Organization : 東京医科大学外科教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 16
Number : 1
Page : 14-36
Year/Month : 1968 / 1
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第I章 緒言」胸部疾患における聴診法の価値は言々するまでもない. しかし聴診法による呼吸音の診断根拠は検者の経験と熟達, 被検者の個人差, ならびに体位, および聴診器の形によつて相当歪をもち主観的になりがちである. それゆえに呼吸音を客観的に描記して, それを比較観察, 時間的関係, あるいは質的, 量的に検索することは呼吸生理の解明に役立ち, あわせて呼吸器疾患の診断ならびに理学的検査法の進歩に有意義と考える. 呼吸音の音響学的分析法に関しての研究は, 古くは1911年Friedrich Muller1)がRohenesonatorを用いて固有の振動数を測定して以来, Martine2)3), Martine&Muller4)の描記装置による分析, F.Trendelenburg5)によるマイクロフオン, 増巾器および電磁オツシログラフを用いての呼吸音の検討をはじめ, Cabot6), Bass7)8)等によつて呼吸音の記録および分析が行なわれている.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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