アブストラクト(16巻1号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 弁つきHomograftによる右心室→肺動脈左心室→肺動脈, 左心室→大動脈Bypassの実験的研究-血行力学的検索と組織学的検討- |
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Subtitle : | |
Authors : | 乃木道男, 榊原仟 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京女子医科大学外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 16 |
Number : | 1 |
Page : | 37-56 |
Year/Month : | 1968 / 1 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I. 緒言および研究目的」近時, 心臓外科は長足の進歩を遂げ, 殆んどの先天性心臓畸型に対する手術方法は, ほぼ確立された. 然し, 肺動脈弁閉鎖症, 肺動脈主幹のAtresia, 重症なフアロー氏四徴症, 大血管転位症, 総動脈管などに対する手術方法は未だ確立されていない1). そこで, 肺動脈弁閉鎖症, 肺動脈主幹のAtresiaに対して, 右心室より肺動脈に有効な血流を送ることが出来れば治療の目的を達する. また, ある種の総動脈管に対しては, 心室中隔欠損孔を閉鎖し, 左心室よりの血液は大動脈に流し, 右心室からの血液はBypassにより肺動脈に送ると治療しうる2). また, 大血管転位症に対しては左心室(動脈血をうけている心室)と大動脈, 右心室(静脈血をうけている心室)と肺動脈の交通を効果的に行なえば, 手術の目的を達することが出来る3). この考えをもとにして, 右心室→肺動脈, 左心室→肺動脈, 左心室→大動脈のBypassの実験を行なつた. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |