アブストラクト(17巻10号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺結核空洞に対する非切断肋間筋充填術式の研究
Subtitle : 原著
Authors : 下田俊胤
Authors(kana) :
Organization : 日本専売公社東京病院外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 17
Number : 10
Page : 1069-1085
Year/Month : 1969 / 10
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I 緒言」 難治性肺結核空洞に対する外科的治療の1つとして古来より, 空洞切開術, 空洞吸引術などの直達治療が試みられてきたが, 必ずしも良好な成績が得られたとはいえず, 一般への普及がはばまれていた. しかし今日では有力な化学療法の出現により再び空洞切開術, 空洞吸引術を前処置とする胸成術または筋肉弁充填術などが研究され, 可成り良好な成績の報告が見られるに至つた. 私はなんらかの理由で肺切除術は手術侵襲が過大であり, 一方胸成術のみにては治癒の確実性を期し難いと考えられる難治性肺結核有空洞患者に対し, 空洞切開筋肉充填術の研究を行ない, 抗結核剤の強力な併用のもとに充填筋肉として非切断肋間筋を利用し, 一次的創閉鎖という一治療方式を確立し得, 遠隔成績にて良好な成績を確認できたのでここに報告する.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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