アブストラクト(17巻10号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : ファロー氏四徴症根治手術の術式に関する研究(そのII)-肺動脈拡大形成術に関する実験的研究-(Pulmonary Annuloplasty)
Subtitle : 原著
Authors : 安倍十三夫, 和田寿郎
Authors(kana) :
Organization : 札幌医科大学胸部外科教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 17
Number : 10
Page : 1086-1098
Year/Month : 1969 / 10
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第I章 実験目的」 フアロー氏四微症の根治手術における右心室流出路狭窄除去および拡大形成術は心室中隔欠損孔の閉鎖と同様, 本症の根治手術の成功, 不成功を最も大きく左右する因子の1つである. 本症における肺動脈の狭窄は大別して, 弁性狭窄, 漏斗部狭窄およびこれら二者の合併したものの3型に分類できる. しかも重症チアノーゼ症例は弁性および漏斗部狭窄の合併したものに多く見られ, したがつて本型の予後は不良なことが多い1)~4). これらの症例の肺動脈狭窄除去法として, 著者は独自に雑種成犬を用いて, 肺動脈に拡張器を挿入して, 種々の大きさに拡大を行ない, 肺動脈の伸展性について, 肉眼的および組織学的に検索し, また肺動脈弁の血行動態学的観察を行ない, どの程度まで安全に肺動脈の拡大が可能であるかを実験的に検索を行ない, 2, 3の知見を得たので報告するとともに, 臨床応用について検討を加える.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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