アブストラクト(17巻5号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 出血性ショック時の肺循環障害に対する輸液および輸血の効果に関する実験的研究
Subtitle : 特別掲載
Authors : 水村重美, 宮本忍
Authors(kana) :
Organization : 日本大学医学部第2外科学教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 17
Number : 5
Page : 650-665
Year/Month : 1969 / 5
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I. 緒言」 最近ようやく出血性ショック時における心肺の病態生理が注目され始め, この方面における多くの研究が報告されるようになり1)2)3)4)5)6)7), また体外循環と肺病変との関係も明らかにされつつある8)9)10). 出血性ショック時および体外循環後に発生する肺病変の根底には同じメカニズムが存在するといわれている8). 出血性ショックに対する補液, 輸血に関する研究は数多くみられるが, ショック時にみられる肺循環障害の発生機序を考慮しつつこれに対する治療をいかに行なうべきかを検討した研究報告は少ない. われわれの教室では従来からこの方面における研究を系統的に行なつてきたが11)12), 著者は出血性ショック時にみられる肺循環障害の発生機序について再検討を加えるとともに, 心肺の血行動態, 病理組織学的見地よりその治療法についての興味ある所見を得たので報告する.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
このページの一番上へ