アブストラクト（18巻12号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 原発性肺横紋筋肉腫の1例, および本邦の肺肉腫例について |
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| Subtitle ： | 症例報告 |
| Authors ： | 板野龍光, 小西忠司, 小谷澄夫, 野々山明, 香川輝正, 泉春暁* |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 関西医科大学胸部外科教室, *関西医科大学第2病理教室 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 18 |
| Number ： | 12 |
| Page ： | 1118-1125 |
| Year/Month ： | 1970 / 12 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 〔緒言〕原発性の肺腫瘍はほとんどが肺癌によつてしめられ, 同じく悪性とはいいながら肉腫の発生はきわめてまれで, 表1のように肺肉腫の頻度はおよそ肺癌の0.2～2%である. 本邦での肉腫第1例は, 1891年貴家43)により報告されたが, その後1948年に斉藤・荒川44)が過去36年間での14例を, 1965年には林ら20)が30例をそれぞれ集計報告している. 外科的には1954年金本22)の手術成功例の報告以後, 次第に手術例が増加し, 1963年大同ら30)の報告では, 戦後の19例中11例に手術（うち3例は試験開胸）が行なわれている. 著者らは原発性肺肉腫, しかも横紋筋肉腫と思われる1例を経験したので以下にこれを報告し, 併せて本邦の肺肉腫例を中心とした統計的検討を行なうとともに, 肺横紋筋肉腫についても, 若干の文献的考察を加えたい. 〔症例〕患者：55才, 家婦 既往歴：7年前に子宮筋腫の手術を, 2年前から高血圧の治療をうけている. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
