アブストラクト(18巻9号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 安静時換気機能による運動時換気機能の予測に関する研究(術後肺結核患者について)
Subtitle : 原著
Authors : 菊地敬一*,**, 赤倉一郎*
Authors(kana) :
Organization : *慶応義塾大学医学部外科学教室, **国立療養所村松晴嵐荘
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 18
Number : 9
Page : 893-910
Year/Month : 1970 / 9
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「1. 緒言」 肺疾患に対する外科的治療は特殊な場合を除いて肺機能を低下させるのであり, その極端な場合には運動能力の低下を来し肺疾患は治癒していても患者の社会復帰は著るしく阻害されることになる. 運動能力と肺機能とに関する研究成績は多数発表されているが, 運動能力を表現する指標としては換気機能のみに限つても運動時の換気量, 酸素摂取率および酸素摂取量, 安静時の%肺活量, %最大換気量, 予測肺活量1秒率, 換気予備率および単位表面積あたりの肺活量, 最大換気量ならびに1秒量, 運動時および安静時の換気諸量から求められる運動指数, 呼吸困難指数, 換気指数, 回復指数および運動換気効率などがあげられ, 極めて多岐にわたつている. 運動能力と肺機能の関係は運動負荷試験による評価が望ましいが, 運動負荷試験は実地臨床の立場からすると実施が繁雑である. そこで運動時換気機能は安静時換気機能を反映するものと考えられるので, 安静時換気機能より運動時換気機能を推定し得る因子を検討するために本研究を行なつた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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