アブストラクト(19巻3号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺癌の外科治療成績, 特に各種合併治療との関連 |
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Subtitle : | 症例報告 |
Authors : | 成毛韶夫, 末舛恵一, 尾形利郎, 米山武志, 宮沢直人, 石川七郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 国立がんセンター・外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 19 |
Number : | 3 |
Page : | 212-219 |
Year/Month : | 1971 / 3 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「はじめに」Graham1)(1933)の肺癌切除成功例の報告以来, 37年後の現在にいたるまで, 肺癌に対する治療の主役は依然として外科療法である. 肺癌の根治手術が完成2)してから約20年, その間手術適応の確立, 病態生理の把握, 術前術後管理の向上, 小型肺癌の増加等の因子のために, わずかな向上はあるものの, 基本的には, その治癒率3)~22)は変つていない(表1). それは肺癌の治療において, いかに手術療法がすぐれているとはいえ, 肺癌の本質上遠隔転移を起す頻度が高く, 切除ができたとしても, 転移再発による死亡が圧倒的に多い23)24)からである. この現実に対処するために, 早期癌の捕捉と手術+化学療法あるいは照射療法などの合併治療が考えられ, 検討が加えられてきた. これらの合併治療が手術単独療法に比べて, 癌の再発転移の防止に対して, 果して効果があるか. あるとすればいかなる合併治療が最も効果的であるか. ということは外科医にとつて非常に関心の深い問題であるし, 治療上最も重要な問題である. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |