| Title ： |
食道原発の悪性黒色腫の1例 |
| Subtitle ： |
症例報告 |
| Authors ： |
飯塚紀文, 平田克治, 三富利夫, 御厨修一*, 飯田孔陽*, 広田映五**, 佐野量造**, 多賀須幸男*** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
国立がんセンター病院外科, *国立がんセンター病院放射線科, **国立がんセンター病院病理, ***国立がんセンター病院内科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
19 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
543-548 |
| Year/Month ： |
1971 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
われわれ食道疾患の治療にあたつている者にとつて, 食道癌はしばしば遭遇するが食道原発の悪性黒色腫を見ることは非常に稀れである. われわれは食道原発の悪性黒色腫を経験したので報告する. 症例 40才 男 家族歴：特記すべきことはない. 既往歴：31才の時に両側白内障の手術を行なつた. この時の検査で軽度の糖尿病を指摘された. 同時に副腎機能と膵機能の低下が認められ, Werner's Syndromと診断された. 飲酒は少量で, 喫煙は1日5～10本程度である. 現病歴：昭和43年10月に糖尿病に対して経口薬の投与を受けた. 服薬時に食道の狭窄感があつたが, 服薬を中止したら消失した. 44年3月に狭窄感が再び現われ, 持続したので44年6月, 医師の診察を受け, X線透視を行なつて食道の異常を発見され, 当院へ紹介され44年7月17日入院した. 全身所見：身長152cm, 体重45kgの小柄な男性である. 体重は過去3カ月間に47kgから45kgに減少したという. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
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