アブストラクト(19巻10号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 外傷性胸部大動脈破裂の2例 |
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Subtitle : | 症例報告 |
Authors : | 窪田倭, 初音嘉一郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 19 |
Number : | 10 |
Page : | 1034-1040 |
Year/Month : | 1971 / 10 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「はじめに」近年交通事故の増加とともに外傷性大動脈破裂の頻度は増加の傾向を示している. その80~90%は多量出血による即死に近い状態である. が残り10~20%は輸血などの適切な処置によつて一時的に救命しえる. しかし多くは1週間以内に再発性出血による死の転帰をとるか, または動脈瘤を形成して数年来無症状のまま経過する1)2)3)4). いずれの経過をたどるにせよ外傷性大動脈破裂は外科的にのみ治癒しえる疾患である. 最近, われわれは2例の外傷性胸部大動脈破裂を経験した. 1例は受傷後大動脈造影にて診断された急性期の症例, 他は2年経過の慢性期の症例-外傷性大動脈瘤-であつた. 以上2例の外傷性胸部大動脈破裂について報告し, 若干の文献学的考察を行なう. 症例 1. Mullender, R.F.29才, 男子, 米国人 主訴, 交通外傷 現病歴:昭和44年7月6日, ダナン(南ベトナム)にてモーターバイク乗車中トラックと正面衡突した. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |