アブストラクト(19巻11号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 静脈移植の研究 末梢性動静脈瘻の移植 Teflon人工血管開存率におよぼす影響 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 光岡洋, 和田寿郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 札幌医科大学外科学第2講座 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 19 |
Number : | 11 |
Page : | 1051-1067 |
Year/Month : | 1971 / 11 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I 緒言」血管外科における近年の目ざましい進歩はとくに, 動脈系移植の分野で著しく臨床応用においても良好なる成績がえられて来ている. しかしながら, 静脈系においては静脈自体の有する特殊性すなわち, その低内圧, 低流速, 菲薄な血管壁および, 適切な移植材料の欠如などのために, 血管移植には未解決な問題が多く, 長期開存をえることはきわめて困難であり, 臨床応用には多大の問題点が残されている. 静脈系移植に関して, 最も重要な因子である移植材料については, 自家静脈が最も理想的で, その成績も優れているが1)~4), 希望する太さならびに, 形状をもった移植片の入手の困難性などから, 臨床面への応用には, 著しい制約がある. したがって, これらの制約のない, また, 宿主生体組織に対して最も組織反応の少なく, かつ入手の容易な代用血管が望ましい. 昭和34年以来, われわれの教室においては静脈移植の問題について種々の研究が行なわれている5)~8). |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |