アブストラクト(19巻11号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 開心術症例における血液凝固因子の変動
Subtitle : 原著
Authors : 岩堀嘉和1),2), 稲田豊1), 石井淳一2)
Authors(kana) :
Organization : 1)昭和大学医学部麻酔科学教室, 2)昭和大学医学部外科学教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 19
Number : 11
Page : 1092-1117
Year/Month : 1971 / 11
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第1章 緒言」Gibbonによる人工心肺の開発以来, すでに十数年を経たが, その間, 営々として積み重ねられてきた体外循環の病態生理の研究および人工心肺装置の改良により, 今日では, 2~3時間にわたる体外循環も容易に行なうことができ, 多弁移植, その他, 複雑な心内手術も可能となった. しかしながら, 体外循環が依然として, 非生理的環境であることに変りはなく, 人体におよぼすその影響には特異なものがあり, 他の一般手術の場合と同列に論ずることはできない. 体外循環時あるいは体外循環後の各臓器の機能的・病理学的変化およびこれをもととして起こる種々の術後合併症は, 次第に減少しつつあるとはいえ, なお多くの解明すべき問題を包含している. これらの変化, 合併症のうち, 最も目立つ症状であり, そのために最も古くから真剣にとりくまれてきたのは, 血液凝固能の変化と潅流後の出血傾向の問題である.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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