アブストラクト(19巻12号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 同種および異種肺動脈弁と代用血管による代用肺動脈の研究 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 今村栄三郎, 榊原仟 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京女子医大日本心臓血圧研究所 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 19 |
Number : | 12 |
Page : | 1193-1205 |
Year/Month : | 1971 / 12 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第I章 緒言」右室流出路から肺動脈にかけて高度の狭窄ないし完全閉鎖を有する先天性心疾患群は, 著明なチアノーゼ, 運動制限をともないその予後はきわめて不良である. 重症フアロー四徴症(偽総動脈管症), 肺動脈弁閉鎖症, 総動脈管症および大血管転換症群の一部がこの範疇に入る. これらに対する根治手術法の基本は心室中隔欠損の修復(閉鎖またはトンネル形成)と肺動脈流出路の再建からなる. とくに後者の再建流出路の機能をいかに良く長期に亘って維持させるかに外科治療の成否がかかっているので, 再建術式に用いる移植片の選択はきわめて重要である. 理想的な移植片の条件としては, 長期にわたり良好な機能を維持し, 重篤な合併症をおこさないこと. そして採取, 作製, 準備が容易であり, かつサイズの異なる数種類のものをいつでも利用できる状態に保管されていることが挙げられよう. これらの要望に沿った移植片の開発は, 手術成績の向上のみならず, 手術適応の拡大の面でも資するところが大きいと思われる. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |