アブストラクト(19巻12号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 動脈管開存症の手術経験 160手術症例の検討
Subtitle : 症例報告
Authors : 入沢敬夫, 春谷重孝, 青木英一郎, 鷲尾正彦, 浅野献一
Authors(kana) :
Organization : 新潟大学外科教室第2講座
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 19
Number : 12
Page : 1218-1223
Year/Month : 1971 / 12
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「緒言」動脈管開存症(以下PDAと略す)の手術はその操作が単純であり, しかも特別な補助手段を要しないことから, 現在広く行なわれている. 肺高血圧を伴わない典型的症例では診断も容易であり, 手術成績も満足しうるものであるが, 肺高血圧を伴う非典型的症例では診断も困難な場合があり, 手術死亡もみられる. このため非典型的症例に対しては関心が寄せられている. 教室では昭和45年12月までに本症単独症例160例に手術を行なったが, 重症例の手術に際してはいくつかの苦い経験を持っており, 重症度についての術前検討ならびに術式の選択の重要性が痛感される. このような観点から, 教室では本症の重症度分類を試みているので, 教室の症例とともに報告する. 「症例」PDA手術症例はその他の異常を合併した症例19例を含め179例であった. 合併異常症例の内訳は表2の如くであったが, 本稿ではこれら合併異常症例は除外して, PDA単独症例160例について検討を加える.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
このページの一番上へ