アブストラクト(19巻13号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 縦隔外科全国集計 |
---|---|
Subtitle : | 原著 |
Authors : | 正岡昭, 山口貞夫, 森隆, 安光勉, 姜臣国, 竹村政通, 曲直部寿夫 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 大阪大学医学部第1外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 19 |
Number : | 13 |
Page : | 1289-1300 |
Year/Month : | 1971 / 12 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「1. まえがき」縦隔外科という名称の意味する内容にはなお不安定な部分が含まれている. 縦隔内の疾患の指摘がまず腫瘍から始められ, それに対する多くの診断技術の開発と外科手術手技の向上が相まって, 縦隔腫瘍の診断治療は著るしい進歩を示した. わが国においては1961年日本外科学会総会において縦隔腫瘍が宿題報告のテーマとしてとり上げられ, 羽田野茂, 葛西森夫, 武田義章の3氏が担当し世人の関心を集めた. また縦隔腫瘍に関する全国集計としては1957年桂重次らがアンケートによる345例, 1961年羽田野茂が831例, 1964年葛西森夫が932例の集計を行なっている. その後, 縦隔腫瘍の治療過程において胸腺腫と重症筋無力症の関係が注目を集め, 胸腺腫と重症筋無力症合併症例に対する胸腺摘出術が重症筋無力症にも治療効果を示すことが知られる様になり, さらに腫瘍を合併しない重症筋無力症症例にも筋無力症治療を目的とする胸腺摘出が行なわれる様になって, 縦隔外科は新たな1頁をつけ加えるに至った. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |