アブストラクト(19巻13号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 大動脈弁置換手術における2, 3の問題点
Subtitle : 原著
Authors : 江口昭治, 入沢敬夫, 青木英一郎, 寺島雅範, 松沢秀郎, 竹内誼, 広野達彦, 松川哲之助, 浅野献一
Authors(kana) :
Organization : 新潟大学外科教室第二講座
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 19
Number : 13
Page : 1325-1332
Year/Month : 1971 / 12
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「1. はじめに」弁膜疾患に対する人工弁置換術は年々成績の向上をみほぼ一定した手術成績が得られる段階にいたっている. 教室における後天性弁膜症に対する僧帽弁置換術の成績はほぼ満足すべきものであるが, 大動脈弁置換成績はそれに劣り, その原因として大動脈弁置換成績(AVR)では成績を左右する重大な因子の関与の多いことを知ったので今後の成績向上, 適応拡大のための指標として従来の手術方法, 成績, 死因, 合併症等について問題点を検討した. なお問題が多岐にわたるため各項毎に考察を加えた. 教室ならびに関連病院におけるAVRは45症例で内訳は表1の如くである. 使用弁は全てStarr-Edwardsボール弁である. 早期死亡率は20%であるが, AVR施行開始当初の41年に4例の早期死亡を経験しているためで最近の成績は良好である. 「2. 成績ならびに考案」(1)早期死亡原因 早期死亡例は9例で主たる死因は表2の如くである.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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