アブストラクト（20巻1号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 左冠動脈回旋枝狭窄に対するsaphenous vein bypass graftによる1手術例 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例報告 |
| Authors ： | 阿部忠昭1), 栗林良正1), 佐藤護1), 贄田茂雄1), 阿部幸義2), 伊藤政志2), 和泉昇次郎2) |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 1)秋田大学 外科, 2)由利組合綜合病院 内科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 20 |
| Number ： | 1 |
| Page ： | 68-72 |
| Year/Month ： | 1972 / 1 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 限局性の閉塞性冠動脈疾患に対する外科治療最近の趨勢は, bypass graftによる直接手術法であり, ことにFavaloro1)2)がsaphenous vein bypass graft法による広範かつ優れた手術成績を報告して以来, 本手術法はにわかに注目されるに至った. 一方, わが国においては, この領域の外科治療の立ちおくれが指摘されて久しいが, 近年ようやく瀬在ら3)4), 麻田ら5), 林ら6)による直接手術成功例が報告され, 今後のすみやかな発展が期待されている. われわれは, 最近, 左回旋枝動脈の限局性狭窄による狭心症患者に対して, saphenous vein bypass graft法による直接手術を行なって成功例をえたので, 若干の考察とともにここに報告する. 「症例」患者；三〇助○, 48才, 男, 農業 主訴：狭心発作 家族歴：家族に高血圧, 脳出血の素因が濃厚にみとめられる. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
