アブストラクト(20巻2号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 心浸漬保存液と心筋の電子顕微鏡学的研究 |
---|---|
Subtitle : | 原著 |
Authors : | 辻孝彦, 高橋雅俊 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京医科大学外科学第2講座 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 20 |
Number : | 2 |
Page : | 103-116 |
Year/Month : | 1972 / 2 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第I章 緒言ならびに文献的考察」近年, 臓器移植の分野における研究の進歩はめざましいものがある. 移植手技に関してはある程度の可能性が見出され臨床にも実施されているが, 臓器移植の隘路は組織適合性の判定と免疫反応抑制法の確立, Donerと臓器保存法などの未解決な点が多いことである. 移植臓器のviabilityについてはliving donorからのものは最良であることは異論がないが, 入手の困難性もあって腎移植においては最近cadaver donerによるものが増加する傾向にある. 文献的にも一定の処置を施してあれば死後(心停止)1~2時間以内のものは移植臓器として役立てることができる. 一方, 心移植についてみれば1905年Carrel1)が仔犬の心臓を成犬の頚部に移植して以来こんにちまで多くの研究者により心臓移植の実験2)3)4)が試みられているが, その中でも1961年Shumway5)らによって画期的な手術手技の進歩をみるようになってから臨床への可能性が示唆されるようになった. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |